押絵を博多では『おきあげ』と呼びます。
お正月に飾る歌舞伎役者絵の羽子板や花鳥などを題材に下絵を描きます。
厚紙に型を取り、切り抜いて一つひとつのパーツに綿をのせ
美しい金襴や絹布でくるみ、組み立て立体的に仕上げる細工物です。
女の子が生まれたとき羽子板を贈るのは、羽子板をついて災いを跳ね除け、
健やかに育ってほしいとの願いが込められている厄除けの縁起物。
初代、二代目(清水清子)がおきあげ制作をしていた環境で育った三代目清水裕美子が現在清子の指導の元、
技術と面相(顔描き)を学び、共に消えつつある伝承と普及に力をいれています。
2007 〜九州国立博物館、毎年展示
(羽子板、博多どんたく港まつり、博多祇園山笠、福岡ソフトバンク等)
2016 〜アクロス福岡2F【匠ギャラリー常設展示】
2016 〜福岡県庁11F【よかもん広場常設展示】
2018 福岡県東京事務所福岡会館1Fアンテナレストラン
「福扇華」展示
2018 〜はかた伝統工芸館2F常設展示